くらげ記録

くらげ子の残しておきたい記録。家づくり、水草水槽づくり、妊婦生活など。

出産まとめ

先日、子どもを出産しました。

出産のはじまり
出産予定日の8日前の朝、「おしるし」から始まった。

あっいよいよだ…

来るか来るかとドキドキしていた出産が、もうすぐそこまで来ている。
とは言え、おしるしから数日後の出産が多いみたいなので、「今日今すぐ」ってことはないなと思い、夫に

「多分数日のうちに産まれるよ」

とだけ言い、いつもの休日の朝ごはんであるホットケーキ作りから始めた。
しかし、気がつくとお腹の痛みが…
陣痛はしばしば重い生理痛と表現される。「生理痛なんて忘れちゃったから陣痛気がつくかしら」と以前から真面目に不安に思っていたが、痛ければ思い出すものだ。
これは生理痛…いやいや陣痛?

しかしまだ、あら痛い?位の痛みレベルだし、間隔が不規則。前駆陣痛ってこともあるし…と疑ってかかっていた。

しかし、おしるしが来た時点で、少なくとも来週には産まれてるかも。夫が魚関係のことで出かけたがっていたため、
「多分もう出かけられなくなるから、今日行って来なよ」
と夫を送り出す。

さて、私は入院の最終準備を始めよう。
入院バッグとお産バッグの中身を確認。

今度は家の中。
夫のために食材や消耗品の置き場所リストを書き出しておく。

そして米を炊きまくる。我が家は常にまとめ炊き。夫は家事に困らないが、働いて帰って来て、ご飯ぐらいあると楽だろうから。
お昼ごはんのためのおにぎりと、夕飯用、釜は5合だけど2回転、とりあえず1升分炊いた。

この痛みは陣痛…
昼ごはんを食べた頃、痛みが引かないので、念のため陣痛の間隔をカウントし始めた。最近はスマホの陣痛アプリで時間をはかれるから便利だ。ちなみに私は胎動もカウントできるたまひよのアプリを使っていた。

間隔は12分だったり、50分だったり、まちまちだった。
遠のいていくかな?とも思いながらカウントを続けたら、夕方、次第に規則的になってきた。

こりゃ、本物の陣痛かも…

夫に電話し、なるべく早く帰ってきてもらうよう伝える。
夜病院に行くことになるかもしれない、と急いで夕飯を作る。
陣痛間隔は10分になっていた。
夫の帰宅後、風呂に入り、急いで夕飯を食べ、病院に電話する。

私「あの、陣痛が10分切ったので電話したんですけど…」
病院「どれくらい前からですか?」
私「えと15分位前から…」
病院「あ、じゃあ陣痛がまだ始まったばかりですね」
私「え、お腹痛くて規則的になったのって夕方位からなんですけど」
病院「陣痛というのは10分切ってからを言うんですよ」

えっーーー!(本当なの⁉︎)

病院「間隔が5〜6分位に短くなるか、痛みがもっと強くなったらまた連絡してくださいね。痛みが遠のくこともあるから、様子をみてくださいね。」
私「あっはい…」

電話終了。
病院行くつもりだったのに、まだ来るなって言われた。腹いせに白米おかわりしてやけ食いしてしまった。

間隔は8分になったり、12分になったり、なかなか短くならない。しかし痛みは強く、痛みの時間が1分続くようになる。

今日は寝ようか。明日健診の日だから、その時に見てもらうことになるのかな。

そう思いながらベッドに入った。
しかしなかなか寝付けない。痛くて眠れない。相変わらず陣痛間隔は10分。12分に長くなることもあった。でももうダメだ。痛い。

もう一度電話をする。

私「あの、陣痛の間隔は短くならないんですけど、痛くて痛くてしょうがないんですけど…」
病院「うーん、その間隔だとまだ我慢できると思うんですけど…でも2回目の電話ですし、心配だと思うので、今から来てもいいですよ。」
「行きます行きますもう行きます」

待ちに待った入院
夜中の1時半。せっかく寝付いた夫を起こして、病院へ連れて行ってもらう。
1時50分、病院到着。

陣痛室に入り、機械を装着され、お腹の張りをモニターされる。

助産師「5分間隔で来てるみたいですね。」

本当ですか?とうとう来た?お産?てか家では10分間隔だったのに、一気に来たー!

助産師「モニターはナースステーションでも確認してますから、痛みが我慢出来なくなったらナースコールしてくださいね。」

助産師さんが去り、数回陣痛の波が来る。
我慢?我慢てどれくらいかわからないけど、かなり痛いから病院来たんだよ。ここに来て間もないけど、ナースコール押していい?
押すのを迷ったが、やはりナースコールする。

去ってからものの数分で助産師さんと再会。
助産師「子宮口5センチですね、動けなくなる前に分娩室行きましょうね」

いよいよ産む
ほっ、やっと痛みから解放されるのかなー?
2時20分、分娩室に入る。

立会い出産を希望したので、夫にも来てもらい、ドリンク係とうちわ係をお願いした。

子宮口が開くまではいきまないように、子宮口が開いたら出すためにいきむ!
単純だけど、子宮口が開かないから、お産が長くかかったりするのだ。
しかし、私は早かった(会陰切開はされたけど)

助産師「子宮口全開です、次からいきみましょう」

いざ、その時になってみるといきむのが辛かった。
この時、陣痛の痛みの種類は生理痛から排便痛(←これもよくある例え)に変わっていた。子どもが下がって来ている証拠だ。
排便痛は、本当に苦しいぞ。出したいのに、排便じゃないから出せないんだもの。
陣痛の一番痛い時に3回いきむというリズムだったが、1回目より2回目、2回目より3回目が辛い。力が入らない。
でも、辛いからって呼吸が乱れると、子どもに酸素が行かなくなる。
呼吸、呼吸、止めるところと吸うところ、痛いけど呼吸はしっかりしなくては、とそこだけは自分に言い聞かせていた。

助産師「上手上手!もう少しよ〜」

助産師さんは本当に褒め上手だ。褒めてくれるから、「これでいいんだ」とがんばれる。最後まで褒めてくれていた。
後で夫に聞いたら、私は泣き叫んだりすることなく、案外冷静だったようだ。
それもこれも、褒めてくれた助産師さんのおかげである。

そんなわけで3時52分、子どもは産まれた。
出てきてすぐ、子どもはわぁわぁ泣いた。小さくて赤いものが助産師さんの手で奥に運ばれて行くのが見えた。

「かわいい…!」

子どもの顔は見えないのに、すぐにその言葉が出た。

胎盤は4時過ぎに出た。初産なのに早かった。個人差はあれど、初産の場合は12時間位?
産前は特に体力づくりに励むことはなかったけど、子どもが早く出てくれたおかげで全く疲れはなかった(産後ハイもあったと思う)。

助産師「次(のお産)の時は、もっと早く来た方がいいですね〜」

いやいや、だから、最初に電話した時行きたかったのに!

という言葉は飲んだ。
計測などが終わった子どもが私の胸にやって来て、1時間程夫と3人で過ごした。

産んでからがスタート
深夜というか早朝の入院になったため、一睡もせず朝を迎えた。
病院の朝ごはんを食べ(この病院のごはんはいつも豪華で美味しかった!残したことない!)、朝9時には直接母乳を吸わせる授乳が始まった。お産からまだ5時間しか経ってないのに…!
今思えば、私も眠いし傷口が痛い、子どもも中から出てきて体力消耗してるので、授乳は互いに辛かったと思う。慣れないせいもあり、全くうまくいかなかった。

なんにせよ、子育てがスタートしたのだ。
授乳とおむつ替えと抱っこを、今に至るまで繰り返している。